3月も半ばを過ぎると、公園や空き地や雑木林などでカラフルな草花が咲き始めます。見たことはあるけど、なんていう名前だっけという草花あると思います。身近な草花を少し紹介しますので、通勤、通学、散歩道で探してみてくださいね。
スミレの仲間にはたくさんの種類がありますが、丸っこいハート形の葉っぱに薄紫の色の花が特徴でしょうか。花が終わり、鞘から小さな種がはじけ飛ぶ様もおもしろいです。そういえばこの種、アリが好きなんだそうです。
日当たりのよい空き地や公園などでよく見かけます。淡い青色のこの花を見つけると春の訪れを感じます。直径1㎝ほどの4裂した花をつけます。在来種の紫色のやや小さめの花のイヌノフグリは見かけることが少なくなりました。
道端雑草の代表選手といえばこちらでしょうか。人馬に踏まれても負けずに育つことから轍(わだち)草の別名もあります。とはいえ茎の穂先にたくさんつく花の様子はユニークですね。名は葉っぱの形がヘラに似ているところから。
ペンペン草のナズナの仲間。漢字で書くと豆軍配ナズナ。果実の形が豆のように小さい軍配うちわ(相撲の行司さんが使う)に似ているところから。なかなか雰囲気のあるネーミングですね。
春の七草のゴギョウとはこれのことです。茎や葉に白い毛がはえ、全体が白っぽく見えます。
いわゆるポピー、かわいい名前ですね。地中海地方原産の帰化植物で、近年ではあちこちの道端などでみかけます。春から夏にかけて伸ばした茎先にオレンジ色の花を咲かせます。ケシとついていますがアヘンはとれません。
野原に生える四角い茎のつる性の植物。チョウのような形の赤紫色の花を咲かせます。若い実でピーピー笛を作って遊びましたね。名はカラスはスズメより大きいから。スズメノエンドウというのもあります。
道ばたやや川原などの石積みの間で見かけます。茎をのばして花の穂をつけます。うす青色で真ん中が黄色と、なかなかのお洒落な小さな花です。葉っぱをもんでみると名前の野菜のにおいがするだとか・・・。
花は上の葉のもとに数個輪生します。花のつく葉を仏さんが蓮の葉に座っている様に見立てた名だそうです。春の七草のホトケノザはこちらではなく、コオニタビラコという別の植物ですので。
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