西宮の海浜植物


 西宮には大阪湾でも貴重な海浜部があり、海浜性の植物が多く見られます。

甲子園浜と香櫨園浜、また御前浜では少しずつ植生が違っています。

いずれも絶える寸前までいきましたが、

残された貴重な植物を護ろうする人たちの力で年々数を増やすまでになっています。


ハマゴウ

ハマヒルガオ

ハマナス



海辺の砂地に横たわり枝を伸ばします。冬は葉が落ち、6月ごろ、新しい枝の先に5センチくらいの円錐状に紫色の花をつけます。(クマツヅラ科)

蔓性で朝顔のような薄ピンク色の花が咲きます。多年草で茎は枝分かれし、砂の上をはって繁殖します。(ヒルガオ科)

関東以北の海岸の砂地に生えます。枝にはとげが密生し、花や葉には毛が生えています。(ハマナシ、イバラ科)

ツルナ

コウボウシバ

オカヒジキ



海岸の砂地に生えます。黄緑色の葉っぱは多肉質でざらざらしています。春に黄色い小さな花つけます。浜にあるチシャ(ハマヂシャ)とも呼ばれ栽培され食用にされています。(ザクロソウ科)

 

砂浜に群がって生え地下茎をのばして群落を作ります。草丈は1020センチの多年草です。(カヤツリグサ科)

日当たりのよい海岸の砂浜に生息します。葉は互生し、肉質で円錐形、多数枝分かれします。若葉は食べられます。(アカザ科)